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映画やらゲームやらゴミエッセイやら。ろくに人生経験のない高校生の意見とは。
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恋空のインパクトは忘れられん。数々の巡回サイトで強烈なツッコミがなされて、読むたびに大爆笑していた。

個人的には、ガン患者に対する介護の軽すぎる描写だけは見ていてむかっときたが、見て笑える、「泣けた」とかいってる観客を見て笑える、ツッコミを見て笑える……と、
一つの映画を一度見ただけで3回は笑えるんだから、見た当日は飽きることが無かったことを覚えている。あそこまで反芻したくなる映画もそう無い。

娯楽としては結構な完成度じゃないかと思います。娯楽作品ではなく、娯楽として。






「ガッシ! ボカ!」「ヒッー! 助けて!」などの強烈なセンスを垂れ流す文体で、当時人気を吐くしたYoshiのケータイ小説。
ヘドロゴミ、害悪、がん細胞などという、あまりにも作者に遠慮した優しすぎる批判が溢れかえりましたが。


自分はこれ、潰れるべきではないと思うのです。

いやぶっちゃけ、恋空、赤い糸、Deep Loveと読んできて面白かったものはひとっつもないですけど。
ケータイ小説のサイトを試しに作ってみて、どういう風に書くのか見てみた。ちなみに自分の携帯はauです。


なんでも、auでは1頁全角500字(開業は1文字扱い)で書かなくてはならないようです。

はっきりいってこいつは強烈な制限。これでまともな小説を書ける時点で、結構な文章力と構成力の持ち主だろ。


数ページ程度の物語において、文や場面の流れがページを大きくまたぐことは好ましくない。それにネット上で読むもんだから、めくる間に通信のラグがある。だから、1頁1頁である程度の区切りをつけて展開させる必要があるのだ。と私は考える。
4コマ漫画のように、起承転結をしっかりつける必要があるのだ。承や転で次のページへ持ち越してはいけない。
さもなきゃ最後まで読んでくれないし、何より読みづらくなるはずだろ。

でも、どんないい加減な流れの話でも、1頁500字ごとに明確な区切りをおいて文にまとめるのは、構成力をかなり必要とするはずだ。
まして読者を作品の中に引き込んでいくには、限られた字数の中の表現や文体を、深く吟味しなくてはならない。


ケータイ小説じゃないが、短編小説って言うのは長編より苦手な人が多い。短い中で余計なものを極限までそぎ落として、洗練された展開と文を見せないと、良い作品どころか読める作品にすらならないからだ。
ラノベみたいにウザッたいモノローグを書き込み続けていれば、あっというまに字数を消費してしまう。
その点で、洗練されているかどうかはわからないが、星新一などは非常に優れた作家だったとわかる。



はっきりいえば、携帯小説を書いていれば、構成力と表現が飛躍的に上昇するだろうってことだ。私はそう考える。
この条件下で、あらすじや展開のクレイジーさはともかく、読者を引き込めるようなを書けるようになれば、かなり高水準な文章力がついていると私は思う。
書いているうちに、物事を簡潔かつ的確にまとめる力と、適切な表現を用いる力がつくからだ。


教育現場に導入すべきだな!


自分で物語を作って、500字以内に綺麗にまとめるんだ!

国語力低下も一気に解決だ!
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