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映画やらゲームやらゴミエッセイやら。ろくに人生経験のない高校生の意見とは。
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こんな大傑作を4年も見過ごしていた自分に腹が立つ。




痛々しさを見せ続ける漫才コンビではなく、スペクタクル映画の元祖、名作「キングコング」のリメイク版。

ロードオブザリングを作り上げたピータージャクソンの作品です。


ロードオブザリングは、個人的には原作が余り好きでないため、すさまじい迫力をもっていた映画を見ても、正直あまり楽しめなかった(傑作であることは間違いない)。

しかしまあ、指輪物語よりも思い入れがあると意気込んでたらしいし、まあ怪獣映画だし見てみよう、と。
そんな舐め腐った心意気で見てみたら、これがかなりの傑作でビビリました。

まずCG。ジュラシックパークやGINO(後述)のCGはもう時代遅れなんだな!と考えざるを得ない美麗かつ迫力のあるCG。

ましてジャクソンときたら、33年度の原作で、残酷すぎるという理由でカットされた『虫』の描写に力を入れまくります。
巨大ミミズが人に群がって丸呑みにしたり(グラボイズではない)、巨大バッタが人間に群がったり、そのリアル極まりない動きと姿ときたら、もう鳥肌ものです。
他にも、ヒロインの肌をゆっくりとはいまわる大ムカデ。あれはやばい。
あれはやばい。死ねる。もうキモさだけで死ねる。

ジャクソンのセンスには脱帽です。夢に出そうな映画なんて久しぶりに見せ付けられました。


『虫』の描写もさることながら、恐竜やジャングルの描き方もすごい!
ジュラシックパークには、シリーズを追うごとにゴジラ化が進んだ恐竜達が登場しますが、今作ではよりリアルで生物的な動きです。

そして、恐竜と虫に散々追い掛け回されて、もはやこれまでかと思われたところへ颯爽と現れるキングコング!!

CGの発達により、表情が非常に豊かに、かつりりしくなりました。
木々を揺らしながら参上し、ヒロインを片手に守りながら、2匹の肉食恐竜を圧倒するコング。

動きとカメラワークがまたダイナミックなんだこれが。
うおおおお!! という感じに燃えまくるシーンでした。

しつこいようですが、とにかくコングの表情の描写が特に素晴らしい。
終盤、最後の落下の際の哀しい表情から、人間達への怒りに燃える表情まで、コマ撮りでは決して再現できなかった要素を存分に出し尽くしています。

ジャクソン、すごい!! 街を歩き回るコングもかっこよかったし、飛行機を叩き落とすシーンなんか声あげちまったぞ。




上映時間が異常に長いのが気になったが、これは前述の虫などの、ジャングルの描写が長いため。コングが出てくるまでに時間がかかるのが難点だが、ジャングルだけで1つの作品を作れそうな完成度。全く問題になっていませんでした。



往年の名作に並ぶリメイクとは、ジャクソンは名監督だと実感させられました。




本当、エメリッヒに爪の垢煎じて動脈に注射してやりたいわ畜生が。

(悪名高いハリウッド版ゴジラの監督。彼が生んだ珍作はこれにとどまらないが、あまりのひどさに海外ファンからはGINO『ゴジラとは名ばかり』と呼ばれている)






もしゴジラがもう1度ハリウッドで作られるなら、その時はジャクソンかデ・ボンにぜひお願いしたいところだ。
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