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映画やらゲームやらゴミエッセイやら。ろくに人生経験のない高校生の意見とは。
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日曜朝7時から9時までおもちゃのプロモーションビデオを流し、毎年百何十億の利益をあげてるバンダイさん。



本当に鉄板だそうで。まして最近は、戦隊もの・ライダー・美少女ものの3つがすばらしく成功していまして、ウッハウハだそうですよ。




これが私の小さい頃になると、
戦隊もの・カブタック・花より男子みたいなかんじで、いまいち売り上げにつながらなそうなラインナップでしたが。





まー、最悪だったのはその数年後の、


戦隊もの・ロボコン・夢のクレヨン王国


ある意味強烈な布陣を敷いた年でしたね。







まあそんなわけで、毎年毎年バンダイさんはこうして旨みを吸い上げてるわけですが、
実際、少子化問題の影響もありまして、むしろ番組とタイアップしないと十分な売り上げが見込めない時代でもあるそうです。



そんなわけで、バンダイに並ぶ(?)おもちゃメーカーでありながら、いまいち番組に恵まれないタカラトミーさんはこう考えました。

「じゃあ俺らも子供向け番組で売り上げ伸ばそうぜ。トミカで







そんなわけで出来たのが、キー局と予算の都合もあって微妙な時間帯でしか放映してもらえないヒーロー、「トミカヒーローレスキューフォース」です(今は「レスキューファイアー」という名前です)。




名前の通り、救急戦隊ゴーゴーファイブ人の命を災害から救うために活躍するヒーローです。


もちろん敵とも戦いますが、それがメインではなくてあくまで人命優先なところがミソです。




これがまた素晴らしく低予算な番組です。

いえ、実際そうなのかはわかりませんが、少なくとも実写パートの安っぽさはちょっと致命的なものがあります。

これじゃ子供達の人気は得られないんじゃないでしょうか。




実際、戦隊もののパッチモン的な扱いは免れていません。近所のイオンでもそんな扱いです(エアロスパイダーの隣にちょこっとだけコーナーがある)。




ただしかし、単なる劣化コピーでは流石にあんまりだと考えたタカラさん、戦隊ものやライダーに対して非常に豪華なCGをふんだんに使うことでこれに対抗しています。


実際、合体ロボ同士の戦闘をミニチュアでやるのは妙に予算がかかるので(ウルトラマンは既にこの手法を殆ど諦めた)、こちらになったのは仕方ない気がしますが。


毎回毎回、子供向け番組にしては……どころか、日本の映像作品の中でも有数のすばらしいCGを見せてくれます。




こればかりは一度見るしかないのですが、はっきりいってこれだけでも見る価値があります。
特にこの劇場版では、最後の蛇ロボットとの空中戦や、暴走する列車に突入するシーンなどのCGがもう大迫力です。


デビルマン? 西遊記? そんなもの屁のツッパリにもなりません(古い)。



演技は安っぽく、デザインも若干安っぽく、脚本もかなり安っぽい作品ですが、子供たちが見るには単純明快で良い脚本です。

浅草の狭い路地を爆走する妙なレースゲームの意味は未だによくわかりませんが。



さらに、数十年ぶりに特撮ヒーローに変身してる藤岡弘、(『、』が要るからめんどくさい)、妙に演技の上手い南海キャンディーズ山ちゃん、かなり演技の上手い安田大サーカス(悪役3人組。はっきりいってかなり上手い)など、妙におもしろい部分もたくさん。




どうせDVDもダブついてます(失礼発言)。レンタルショップで今すぐ借りてきて見ても損はしないと思います。
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インデペンデンスデイとサインと宇宙戦争を紀元前1万年で割って花から流し込まれたような映画。



ただのディザスターものだろう、生存するために活躍するのか、それとも滅んでいく様をただ写すのかと思っていたら……。


エメリッヒとシャマランのちょっと残念な部分を抽出したような展開でした。

読めてるといえば完璧に読めてる展開なんですが、それを堂々と何のためらいもなくやってのける監督に驚きました。


滅亡に瀕する地球に、人類存続のため宇宙人が助けに来るってお前……それを2009年の劇場公開作品でやるという根性がすげえよ……。


むやみかつ無駄かつやけくそ気味にビビらせまくる演出は個人的にツボ。最後の展開が、それをぶちこわしにしてもいるし、完成させてもいるんですが。



絵に描いたような珍作でした。ネクストといいハンコックデンジャラスといい、ケイジは一体どこへ向かっているのか……。
ドリームワークスの新作。

中身は結構面白かったのに、吹き替えのひどさに愕然。


きいた話じゃ、予告編のスーザンはベッキーの声ではなく、別の上手い方を使っておいて、下手さをごまかしていたとか。

悪質すぎんだろうが。


バナナマン日村は上手い。ボブ面白いよボブ。


ムシザウルスがゴジラだけじゃなくモスラのパロディだったのには笑った。でも、あまりに先が読めすぎだったなこれ。


敵のキャラクターは面白かった。宇宙戦争の宇宙人はこいつだったのか。



終始一番面白かったのは大統領。あの『類人猿初の大統領』をパロっているのか、たいていのステイツ大統領はあんな感じだと皮肉っているのか。

序盤のシンセサイザー演奏はおもしろかった。ただ『虚勢を張る腰抜け』としてだけ描くんじゃなく、他にいろいろ笑いを入れていたのが良かった。


ただ、面白い要素がこれだけあるのにあまりわくわくしない謎。一体自分でも、これだけおもしろい要素がそろっているのに何故こうもしらけ気味なのかわからない。


多分、怪獣映画のパロディが存外少なかったからか。でもってゴジラのパロディが何かおもしろくなかったからか。


怪獣が原爆で巨大化したというパロディがコメディタッチなのが癪に障ったのかもしれない。原爆のことを真面目に捉える人なんてもうほとんどいないのだろうけど。
『ウルトラマンティガ』

『ガメラ 大怪獣空中決戦』

『きかんしゃトーマス』






この3つが、私の幼少期を形成していた全てです。

これらの中に、ウルトラマンゼアス(大傑作)などのエッセンスが若干加わりますが。

もう一度言おう。全てです


どれも、買ってもらったビデオを擦り切れるほど見、おもちゃが色あせるほど遊び、BGMと台詞のタイミングが頭に焼きつくほど見た作品。


成長するにつれて、この中で『きかんしゃトーマス』の非常に高等で巧みなミニチュア特撮技術に感動し始めました。

前も一回書いたんだけど、列車が脱線したりクラッシュする場面や、遠いところをノンビリと走っていく景色は、非常に素晴らしい!

ミニチュアとは思えない光景が、そこには広がっているんです。橋の下を流れる川や、霧の立ち込める山々なんて、実際にそこへいって撮ったかのような細やかさと迫力ですよ。


いや、こればかりはトーマス以外では体験できません。あんな丁寧で細やかで、それに何より自然の美しさを感じられるジオラマは類を見ません(ゴジラだって丁寧で細やかですが、トーマスのように繊細ではない気がします)。


トーマスこそ、ミニチュア特撮の最高峰の一つだと思うんですよ。

ウルトラマンやゴジラにはない、別の魅力が、この作品にはある!



実は現在の最新シリーズは全てがCGになってしまって、それを堪能することはもうかなわないのだけれど。本当に哀しいなあ。

まあ、既に星新一も真っ青の膨大な話数があるので、当分困ることはなさそうです。








そんな作品の劇場版なのに、何でこんなにやばいのかな。







はっきりいって、エヴァなんぞより圧倒的に難解です。




もう、説明不足と怒涛の超展開の嵐ですごいことになってます。




この映画、実は恥ずかしい話ですが、公開当時=小学4年のとき、こっそり見に行きました。


もちろん、子供が熱中する姿勢のそれで見に行ったわけではないですが。




ええ、さっぱりわかりませんでした。






小学1年の頃にもののけ姫を見たとき以来でした。あのわけわからなさは。




じゃあ、今、ですよ。もののけ姫をジブリ最新作だと信じきるほどに理解できるようになった今です。


さあ、どんな物語なのかわかるはずだと思ったら。



あんた、わかんないんですよ。





説明不足で飛躍しすぎなのに、反面いろんな人物の話が詰め込まれすぎで大変です。

何度か繰り返してみればほとんどの部分には納得いったんですが、にしたってやはり説明のなさと、一切筋道の立っていない飛躍っぷりが致命的です。



あらすじに関してはウィキペディア先生などを参照してほしいのですが、
一つ例を挙げれば、









『魔法の粉』を手に入れるための言い伝えに、『美しい渦巻きがくるくる回る』という文面がある。

『美しい渦巻き』は、伝説の機関車「レディ」の車輪から、くるくる回りながら出た削り屑と、水の中に出来る渦巻きの2つを指していた。

削り屑を水にまくことで、それが新しい魔法の粉に変わるのだ!









という流れの場面があります。


これだけならきちんと成り立っているんですが、映画では全然成り立たなかった。

というのも、劇中ではこの流れが、





言い伝えの言葉について考えたときに、「レディの削り屑は渦を巻いていた!」と気づく。

「いや、渦なら水の中にだってある!」といって唐突に水を桶に汲む

空に削り屑をまいてみなさい」

空高く宙に削り屑をばら撒く

魔法の粉に変わった!!






という流れになっているんです。


いや、というわけでってお前水は!?



バケツに汲んでそこらに置いただけじゃん!?

何の意味があったんだ!? まじないのための清めの水的なアレか?






このように、説明不足というよりは、余計かつ意味不明な演出が多すぎるのも原因です。





説明すべきところで説明がないのに、何のことかわからない意味不明な説明はあるのです。






これらが、物語の理解を思いっきり邪魔してるんですよ。







お子さんを連れて行った親御さんは、『これ子供に質問されたら説明できるかしら!?』と思ったに違いありません。


魔法の粉に関する描写なんてもうね、すっごいぶっ飛び方です。




はっきりいって、エヴァなんて甘いです


これを完璧に読み解く方が絶対難しいですよ。ええ。








まあ、ミニチュアの完成度が以上に高いのは変わりなかったんで、普通に楽しめたんですけどね。


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