映画やらゲームやらゴミエッセイやら。ろくに人生経験のない高校生の意見とは。
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うわっはぁ、ひどい。こんなタコナス映画は久しぶりに見た。
誰もが知ってる大人気漫画「ドラゴンボール」の実写版。前評判を裏切らない見事なダメっぷりでした。 監督のジェームズ・ウォンつったらX-FILEやFinal Destinationシリーズで手腕を振るったお方だ。 個人的にはX-FILEの大ファンだったので、原作からは外れようとも(どっちみちこれには期待してなかった)、違う方向に変わってはいるが傑作って感じになると期待してたのに…。してたのに。 何が痛々しいって、思ったよりも設定が原作に忠実なのだ。 いや、悟空が女の子と話が出来ない奥手野朗になってたり(誰これ) ピッコロさんがほとんどフリーザだったり(誰だお前) ってことにはなってるんだけど、そうじゃないんですね。 ヤムチャのだめっぷりとか、亀仙人のエロっぷりとか、 そういう正直忠実なのはうれしいが優先度は低いだろ的な箇所が。 ええ、そればっかりがリアルなんですね。 他にすることあんだろが常識的に…。 じゃあ設定に目を瞑ればおもしろいのかっつったらそうでもない。 まず、設定自体説明しなきゃならないことが多いから、その説明に追われて話がなし崩しにしか見えなかった。 削っちゃダメじゃないのかな、って思うところも削られてて、上映時間は80分足らずだ。おいおい、GWや夏休みにやってる仮面ライダーより短いぞ。 ターミネーター3なんかは上映時間短い映画だけど、あれは削って大丈夫なところどんどん削ってたからおもしろくなってたと思うのに。 いっそファン向けに限定しちゃえばいいのに、一般人も狙わなきゃいけないから実写化は大変だ。まして日本の漫画だと。 でもってCGがドショボい。 これまた仮面ライダー並みだ。いや、個人的には使い方ならまだ仮面ライダーの方がかっこいい。こりゃCGだけじゃなく映画全体にいえることだけど、TVシリーズと同時進行で3、4ヶ月で作り上げる映画よりひどいってのはあんまりじゃねえのか。 本当に2009年の映画とは思えない。よくアイアンマンに対するメタルマンとか、クローバーフィールドに対するグローバーフィールドとか、安い便乗映画があるが、あれらのパッケージ並みにショボいCGである。97年製作って言われたほうがまだ納得も出来る。 演技もなかなかひどい。悟空が自分に隠された秘密を知って絶望するシーン。 おい、こいつFLAMEじゃねえのか。(ダメ映画の金字塔『デビルマン』の主演兄弟) あんまりだぞ。これはあんまりだぞ。 大猿がチェホンマンだったり、ブルマが噛ませだったりなんて些細な設定はもはやどうでもいいレベルだ。 主題歌が浜崎だったのもきつい。まあこれの主題歌を影山さんに歌って欲しがる人は、いまやいないだろう。 結論としてなかなかのダメ映画だったわけだが、どうも続編の情報があるらしい。 エンディングに確かに伏線は張ってあったが。 これ以上この作品は引っ掻き回しちゃだめだ。 続編ならともかくあのピッコロのスピンオフムービーなんて作られようものなら。 怒りでギャリック砲ぐらい撃てるようになっちゃうかもしれない。 全ファンが。 PR |
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